ミニグリッド/マイクログリッド

デジタルグリッドコンセプト

Mini-grid/Micro-grid/
Cell-grid

離島マイクログリッド:沖永良部島での自主取組

  • デジタルグリッド技術では、マイクログリッドは需要家単位の配電系統、ミニグリッドは複数の需要家をまとめた配電系統、セルグリッドはこれらを総称して再エネを主力電源とした独立運転可能な配電系統を指す。
  • DGRは需要家内にあり、需要家の負荷に電力を供給するとともに配電系統の電力を安定化する。
  • ミニグリッド配電網が停電するときは、マイクログリッド自立運転する。
  • メイングリッドが停電するときは、ミニグリッドが独立運転する。
  • 全系統が健全なときは、ミニグリッドとメイングリッド間の電力潮流を制御する。
  • メイングリッドに対し、数十秒以内の慣性力・パワーダンピング・周波数補正力を提供する。

離島マイクログリッド:沖永良部島での自主取組

令和7年度は320kW(16台)のDGRを使用し、自営線や既存配電網を活用したマイクログリッドを構築することで、エリア全体のレジリエンスを向上させ、台風襲来時も電力供給を維持する。

離島電力系統:沖永良部島の環境省脱炭素先行事業

ミニグリッドに配置されたDGR群は内蔵蓄電池を活用して自動的に次のような機能を提供します。

  • 配電電圧の均一化(電圧上昇・下降等の問題を解決する)
  • フリッカーの吸収
  • 慣性力・周波数垂下特性の提供によるNadir縮小
  • 周波数急変時のダンピング提供によるRoCoF減少
  • 系統停電時の無停電切り替えによる独立運転
  • 系統復電時の無停電再連系